【派遣会社向け】LINE活用!集客&フォロー<無料の範囲内でどこまでできるか検証>

こんにちは。人材ビジネスナビで記事を書いている中川です。

その昔、LINE公式アカウントは初期費用が800万円~でした。この価格帯からLINEのビジネス活用をあきらめた企業も多かったと思います。しかしながら、現在は無料から利用できるようになっていて、企業のLINE活用のハードルも大きく下がりました。

LINEがこれだけ日本で普及している昨今、電話やメールでは派遣スタッフとコンタクトが取りずらいといった話も良く聞かれます。実際に、「派遣元担当者⇔派遣スタッフ」間でのLINE個人チャットは、就業フォローでよく使われているようです。

今回は、個人同士の1対1チャットではなく、「派遣元公式アカウント⇔各求職者・派遣スタッフ」といった「1対 複数人」の運用を想定したLINE活用です。

「LINE for Business」を派遣元が活用するなら、どういう使い方ができるか考えてみました!みなさんのLINE活用のヒントになれば幸いです。

LINE公式アカウント「LINE for Business」とは?

なびー
こんにちは。
彼女からのLINEだと思ったら、クーポンのお知らせだった、なびーです!
中川
「友だち追加で10パーセントOFF」など、店舗やサービスなど企業のLINE公式アカウントからの告知も身近になってきましたね。
なびー
企業の中の人って、どうやってLINE配信してるか気になってたんだよね。
教えてなび~!
引用:LINE for Business    https://www.linebiz.com/jp/

中川:
LINE公式アカウントは、企業や店舗のLINEアカウントを開設できるサービスです。2023年1月現在、フリープランでは1,000通/月のメッセージ配信ができますが、2023年6月/月からは200通のメッセージ配信になるようです。

できることは、ざっくり以下の通り。

・メッセージの一斉配信
・ステップメッセージ

・自動応答メッセージ
・個人間チャット
・ショップカード/クーポンの発行

中川
管理画面(LINE Official Account Manager)は、ぱっと見、難しいように見えましたが、普段LINEを使っている方なら、直感的にわかる操作画面だと思いました。

私は、今回初めてLINE公式アカウントを作ったのですが、おおまかな機能を把握して、実際にテスト配信を行ったりするのは、1日で習得可能でした。

メッセージの種類は3つ

テキストのメッセージ

テキストメッセージを作って、即時配信・予約配信することが可能です。キャンペーンや年末年始の営業時間のお知らせ、イベント告知などスタッフの皆さんへ一斉にお知らせしたいときに便利ですね。

リッチメッセージ

リッチメッセージは、画像を送れるメッセージのことです。画像にはURLリンクを設定できますので、仮登録Webページを紐づけて、求職者に仮登録を促すのも良いかもしれません。ちなみに、派遣スタッフ向けマイページサービス「PlusNavi」なら仮登録ページに入力した内容は、そのまま派遣管理システムに登録内容が連動されます。

リッチビデオメッセージ

その名の通り動画を送れます。もし、社内に派遣スタッフ向けの案内動画(就労までの流れ/就労先でのマナーなど)がある場合、活用できるかと思います。また、最近はクライアントにお仕事紹介動画をスマホで撮ってもらって、雰囲気が伝わるように工夫している派遣会社もあるようです。すべての案件ではできなくとも、急募やイチオシのお仕事などで試してみる価値はありそうですね!


動画の形式は、以下が推奨されていました。
フォーマット:MP4、MOV、WMV
ファイルサイズ:200MB

いくつかビデオメッセージを作ってストックしておくこともできます。

カードタイプメッセージ

「リンクを貼った画像を送れる」という意味では、リッチメッセージと同じです。カードタイプメッセージでは、それを複数枚、横に並べられるというのが特徴です。例えば、求人イメージ画像に、その求人Webページのリンクを貼って、複数の求人を同時に紹介することが可能です。見た目にも分かりやすくキャッチーに伝えることができるのでいいですね。

作ったメッセージを配信する方法は大きく分けて3つ

手動でメッセージを配信する

自分でメッセージを作成して、即時配信・予約配信ができます。

中川
常に右側にプレビュー画面が出ているので
メッセージのイメージがつきやすくていいですね。

ステップメッセージで配信する

友だち追加日からの経過日数や設定した条件に応じて、複数のメッセージを自動で配信できます。

・お友だち追加直後には、お礼メッセージとWeb登録のご案内。
・2日後には、就労までの流れのご案内。
・5日後には、お仕事のご案内。
など自動で求職者にメッセージを送ることができます。

上記で枝分かれしている部分は、条件によって分けられた配信です。
属性として、性別と地域が条件設定できます。

もっと細かい条件は「オーディエンス」という機能で設定できるようです。
例えば、お友だちには色々なフェーズの人がいると思います。「LINE追加したばかりの人」「仮登録をした人」「入社手続き中の人」「就業開始した人」など。
そういったフェーズを、タグで管理することができます。具体的には、フェーズごとのタグを作り、Aさん、Bさんにタグを付けていきます。そして、配信時にタグで配信先を絞ることができます。


自動応答メッセージ

ユーザーからメッセージを受信したときに、事前に設定しておいたメッセージで返信できます。

<リサーチ>スタッフにアンケートも簡単に取れる!

リサーチ機能では、かんたんにアンケート項目の作成が出来ます。

アンケートを作ってスタッフへ配信できます。自分でアンケート項目とその回答選択肢を作ることができます。アンケート結果は、ダウンロードできるようです。(回答が20件以上ある場合)
スタッフ満足度調査など、定期的に行って自社サービスにフィードバックできるかと思います。

個別チャットもできる!

中川
LINE公式アカウントでは、一方的な配信だけで、「個別チャットができない」と思われている方も多いですが、個別チャットはできます。

中川:
普段使っているスマホLINEのようなイメージで、各お友だちとのトークルーム画面があります。通常は自動応答メッセージで対応しておき、メッセージの内容に応じて手動チャットに切り替えることができます。

リッチメニューを作る

中川:
企業公式のLINEアカウントといえば、リッチメニューですね。こちらも簡単に作ることができます。設定画面にていくつかのテンプレート(画面割り)が用意されているのひとつ選びます。それぞれのボタンごとに背景色やテキストを設定でき、イラストなどの画像も追加することができました。ちなみに以下見本は、私(現職デザイナー)がイラストレーターで作ったものです。デザインにこだわる場合は、外注してもいいかもしれませんね。

こちらは、メニューですので、もちろんボタンをタップした先のリンクを設定できます。仮登録Webページ/お仕事情報Webサイト/マイページなどをリンクさせると良いかもしれません。

中川
今回、ご紹介した内容はすべて無料で出来ました!

料金について

引用:LINE公式アカウント 料金プラン改定及び日割り廃止のお知らせhttps://www.linebiz.com/jp/news/20221031/
引用:LINE公式アカウント 料金プラン改定及び日割り廃止のお知らせhttps://www.linebiz.com/jp/news/20221031/

まとめ

中川:
ほとんどの機能を無料で使うことができました。まずはアカウントを作って社内メンバーでお試しで使ってみるのが良いと思います。リッチメニューとして、仮登録/お仕事検索/マイページログイン/をまとめて表示しておくだけでも、求職者・登録スタッフへ安心感を与えることができると思います。またステップ配信は設定したタイミングで自動で配信できるため、応募~就業開始までの案内事項を効率よくお伝えするのに役立つと思いました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。