~出社時に体温計測を必ず行うのは半数以下。約3割は体温計測を全く行っていない職場の課題も明らかに~
ユニテックシステム株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役:渡辺 正憲)は、「コロナ禍の出社に関する」アンケート調査を行いましたので以下に報告します。
長引くコロナ禍。テレワークに移行する企業が増える一方、接客業、生産・製造業など、どうしても“職場”に行かないと仕事ができない業種があることも確かです。今、出社を余儀なくされている人は、どんな不安・不満を抱えているのでしょうか。手のひら静脈認証式 勤怠管理システム「コレクトタイムナビ」の感染症対策バージョンをリリースするにあたり、コロナ禍で出社して働く人々の意識と感染対策の実態を詳しく調査しました。
目次
約6割が「コロナ禍の出社はイヤ」と回答
直近1か月で週3日以上出社をしてる人に、コロナ禍で出社すること対して、どう思うかを質問したところ、約6割の人が「嫌だ」と思いながら出社している実態が判明しました。5人に1人は「かなり嫌である」と答えていることからも、コロナ禍では自身の意に反して仕方なく出社をしている人が一定層いることが見て取れます。
コロナ禍出社の不安・不満の1位は「通勤時の不特定多数との接触リスク」
78.2%の人が不安・不満を抱えながら出社している現状が判明しました。その要因は、「通勤時の不特定多数との接触リスク」38.3%が最も多く、次いで「体調が悪い人が出社しているかもしれない」31.5%となっています。
約9割の会社でコロナ禍に関するルールが制定されており、約7割で「マスクの着用徹底」をルール化。一方、職場クラスターを防ぐ上で重要な「出社時の体温計測」をルール化している割合は、約4割に留まっています。
その他の意見
・換気のルールがあやふやで、不用意な会話をする人がいるなど、徹底されていない。(男性/50代)
・やってる感だけで、本当に対策できてるかはわからない。 (男性/40代)
・テレワークが一向に進まず、コロナ禍に慣れが出てきて、
気持ちが緩くなることで感染防止対策が散漫になっている。 (男性/30代)
・自己申告なので他人の体調がわからない。(男性/30代)
・訪問客が多い職業だが、入り口に設置してあるアルコール消毒と検温計を使用しないで
入店するお客様が多いこと。(男性/50代)
約3割が体温計測を全く行っていないことが判明
出社時、体温の計測を毎回必ず行うのは半数以下の46.8%。また、体温の計測を全く行っていない人が約3割にも上ることが判明しました。
体温の計測に対し半数以上が不満を持っており、「計測が正確かどうかわからない」が30.5%で最も多い数字となっています。
計測した体温の報告方法は、「紙に書いて報告している」が最も多く、約4人に1人は「計測結果を報告していない」という現状が明らかとなりました。
調査概要:「コロナ禍の出社に関する調査」
調査方法:インターネット調査
調査実施会社:株式会社one
期間 :2021年1月22日~2021年1月24日
有効回答:「コロナ禍で週3日以上出社している就業者」400人
「体温計測」と「出退勤打刻」を同時にするから漏れがない
手のひら静脈認証式 勤怠管理システム「コレクトタイムナビ」<感染症対策バージョン>
ユニテックシステム株式会社は、手のひら静脈認証式 勤怠管理システム「コレクトタイムナビ」の感染症対策バージョンを2021年2月末日にリリースいたします。感染症対策バージョンには、検温センサーが新たに搭載され、出退勤打刻と同時に体温を計測することができます。また、計測の結果、37.5℃以上などの異常体温であった場合はアラートが表示され、会社の管理部門担当者へ通知されます。なお、手のひらをのせる部分には、付着した菌やウイルスの数を減少させることができるISO国際標準規格の「抗菌・抗ウイルス加工」を施し済みです。
今回の調査では、体温計測を行ったものの、約4人に1人は報告していないという実態が明らかになりました。その点においてコレクトタイムナビは、「自宅で計測して報告する」といった自己申告制ではなく、毎日の出勤打刻時に自動的に体温計測するため、客観的な記録を漏れなく確実に取得することができます。
長引くコロナ禍において、“意識する”ことだけで、感染症対策を徹底することは難しいです。しかしながら、こういったシステムを導入することで、従業員の負担なく感染症対策を強化でき、安心して働ける環境づくりにつなげることができます。